D.M. エナーソン
大学で勉強する方法―シカゴ大学テキスト
自分の人生の中で、いつこの本にめぐり合うかということがとても大事かも知れません。人生の中で読むべき”How to本”の数が限られているとしたら、この本こそ読むべき1冊であることは間違いありません。
最近の大学生は、数十年前の中学生レベルだという話がある。
3年後に論文博士を目指すことにして研究計画を立てようと思って読んだが、ちょっと肩すかしだった。薄い本なのですぐ読める。アメリカ心理学の伝統である行動科学に則った「大学での勉強」原則本である。私は現実離れした空想癖があるせいか、どうも行動科学と相性が悪く、何か釈然としないものを感じた。でも、即効性を求めて読んだのだから私の読み方が悪かったのだろう。たぶん、効率性を要求する人には効果的な本である。
古本屋で発見した本なのですが、予想外の名著でした。時代が変わっても変わることの無い「学習の大原則」が収められています。
タイトルにあるようにこれは大学生が読む本である。特に大学1・2年生が読むと価値があるだろう。社会人には向かないだろう。社会人から大学院などに行く人には有効ではあるかもしれない。これを読んでまず読者が発見することは、自分が勉強すること自体について考えさせられることである。多くの勉強法を書いた本は時間の有効な使い方や記憶の方法などに関するテクニックを書いてあるが、この本はどうすれば自分の学ぶ分野に関してやる気を出せるようになるかを考える本であるといえる。つまりスタート地点が他の本と違っているところに味がある、といえよう。勉強法の多くを読んできた読者にもこれはまだ読む価値がある本だ。しかし、言っていることはごくごく当たり前のことである。読んでしまえば新しいことはないように思えるが、その当たり前のことを整理してくれている本といっておこう。巻末に掲載されているスケジュール表は学生にとっては興味深い使えるスケジュール表だ。これをコピーして1年分のスケジュール表を用意してみるとよい。そして、他の勉強法の本を読んでみてどんどん時間や勉強の仕方などに工夫を加えていくようにしていくとよいだろう。 |
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このページの情報は 2006年7月15日17時36分 時点のものです。 |




