戸田山 和久
成長するティップス先生―授業デザインのための秘訣集
本書は、大学教員のための授業の秘訣集(ティーチング・ティップス)である。もともとは名古屋大学高等教育研究センターの「名古屋大学版ティーチング・ティップス」開発プロジェクトによって生まれたもので、2000年3月からウェブページで公開したところ好評を博した。そこで、一般にも通用する内容とするとともに、読みやすくするため「授業日誌編」と「授業の基本編」の2部構成とした。 「授業日誌編」は若手教師のティップス先生が悩みや失敗を重ねながらも、一学期間授業を進めていく様子を日誌風に描いている。その中ではさまざまな課題や授業改善のためのポイントを示し、「授業の基本編」につなげる導入部の役割を果たしている。「授業の基本編」は、コースの設計やシラバスの作成から始まり、日々の授業の組み立て方、魅力ある授業の演出法、効果的なディスカッションのリード法、成績評価の在り方、授業改善などについて、チェックポイントやヒントを盛り込んだコラムなども交えながら解説している。 授業の組み立てでは、導入部は刺激的に、展開部はスリリングに、エンディングは印象的にすることが大切だと説く。また、ボディランゲージの活用や「間」の取り方次第で授業の魅力は格段にアップすると助言する。巻末にはFAQ(よくある質問)による索引も載せ、使い勝手のいい工夫が凝らされている。本書には、大学教員だけでなく、小中高校の教員にも役立つノウハウが満載されている。(清水英孝)
この本は、現役で先生(特に大学)をやっている人に読んでいただきたいですね。大学教育の問題点は、このような高等教育に関する研究を現場が活かすサイクルが成立していないことです。
大学教員に対して、手とり足とり教育方法を教えている本。あまりにもわかりやすくて面白いので、大学教員をおちょくっているのかと疑いたくなるが、これを本当の大学教員チームが書いているから驚き。わたしもこんな講義を受けたかった、とため息が出てしまう。
この本は大学教師に向けて作られた本である。確かに大学教師は、教え方を学ばずに教えているので役に立つだろう。しかし、この本は小学校、中学校、高校の教師が読んでも役に立つ内容が入っている。大事なことをわかりやすく書いているのが良い。 |
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このページの情報は 2006年7月15日17時36分 時点のものです。 |


