原田 尚彦
行政法要論
受験時代を思い出す本です。他の先生の定評ある本と共に、難問にも対応できる実力をつけるため、600件近い判例分析と共に勉強し、どこに何が書いてあるか把握しただけでなく、自分の思考の参考になった本です。良い点は目次や索引がしっかりしていること。事例も多く、頭の体操もできます。特に基礎的な行政法の発想が身に付いてくると論理性や深さが分かってきます。一見とっつきやすいところもあり、1種公務員試験程度であればまず落とすことがないし、かっての司法試験の法律選択時代(予測不可能といいたくなる出題があり気苦労の元であった)でも定本であったという実績があります(最後はこの本を頼りにした記憶があります)。限界はやはり行政法総論にとどまること。私の理解も拙いので偉そうなことは言えませんが、それを分かった上で行政法を勉強すれば更に難しさ面白さが分かってくると思います。
概念の羅列的な説明に陥ることなく、文章がスマートでとても読みやすいです。分量も「要論」というだけあって、過不足なくという感じで無駄な記載がありません。仰々しい箱に入っているので手に取るのを避けてしまいがちですが、私は塩野行政法よりもこちらの方が好きです。
テキストとして定評のある原田行政法の全訂第六版です。 |
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このページの情報は 2006年7月15日17時36分 時点のものです。 |



