伊藤 真
伊藤真の憲法入門―講義再現版
これ以上分かりやすい憲法入門書はないのではないでしょうか。
法律を学ぶ人のみならず、同じ法を共有する全日本国民に読んでもらいたい最高の入門書。口語体でわかりやすく、それでいて憲法の要点をしっかり掴んでいる。憲法の精神、歴史的意義なども丁寧に解説されており、体系的理解に役立つだけでなく、日本国憲法が孕む精神を理解することである種の感動すら覚える。昨今の教育現場でしばしば話題になる、「なぜ人を殺してはいけないのか」「なぜ法律を犯してはいけないのか」などの根源的な問いにすら、憲法を元に明快な回答が与えられている。
伊藤真さんの本で過去に民法総則の本を読んだことがあるのですが、それもとても読みやすかったです。
法学初学者にとって、難しい専門用語を羅列せずに憲法の全体像を鮮明に浮き彫りにしているという点で、本書は類書の中で「秀逸」といってよいだろう。その理由は、司法試験受験対策に長年携わってきた著者が、憲法試験問題を分析研究してゆく作業から、日本国憲法を筆頭に近現代憲法の要点を知悉するようになったからにほかならない。憲法研究者の個人的趣味・関心を出発点に書かれた憲法専門書と、この点が決定的に異なり、だからこそ法学初学者にとっては強く勧められる書なのである。近現代憲法の全体像や論争点に疎い者が少なくない憲法以外を専門とする法学研究者にも、是非読んでもらいたい。ただ内容的には若干、戦後憲法学の通説に依拠しすぎているきらいもないではなく、憲法改正が現実の問題となりつつある現在、同問題に対する新たな地平を本書が提供しうるものではないことには不満が残る。
在学中に読んで感動した本です。個人と国家の緊張関係、なぜ憲法は存在するのか、人権はなぜ尊重されなければならないのか。こういった近代立憲主義、立憲民主主義のエッセンスが、ひじょうにわかりやすく説明されている。買いましょう! |
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このページの情報は 2006年7月15日17時36分 時点のものです。 |



